書く。口にできないから。　　　　　　　　　　　　　　　　

CLANNAD→涙腺崩壊

イヤ、マジで…



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　 　　　：／_ノ　 ー､＼：
　　　：／（ ●） （●）｡＼：　　　セカチュー（笑）
　 ：／::::::　r（__人__） ､::::＼：　　恋人が死ぬ死ぬネタはもうあきたおｗ
　 ：|　　　 {　l／⌒ヽ 　　　|： 　こんなので感動出来る単純な馬鹿女がうらやましいおｗ
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　　　／　 _ノ 　ヽ､_　 ＼
　 ／ 　oﾟ⌒　　　⌒ﾟo　 ＼ 　　恋人が死ぬなんて悲しいお 泣けるお･･･
　 |　　　　 （__人__）　　　　| 　　大切なものがなんなのか教えられたお･･･
　 ＼　　 　 ｀ ⌒´ 　 　 ／ 　 　CLANNADは人生だお･･



↑みたいな意味じゃない。

個人的には人が死んで涙を誘うような作品は好きではない。

だって人が死んだら悲しいのは当たり前だから。

人の死をただそのまま涙に直結させるような展開が嫌いなのだ。

【ここからネタバレあり。隙間は反転すると見えます。Ctrl＋Aとかしてください】

我が泣いたのはAFTER STORYで渚が汐を産んだ直後に亡くなってしまったシーンではない。

渚はメインヒロインにしては珍しく我の気に入るタイプだったから、

確かにそのシーンではグッとくるものがあった。

しかし同時にガックリもしていた。

そのシーンまでにも、ゲーム自体のテーマである「家族」との繋がりなども描かれ、

「死→悲しい」というだけとは言えないにしても、

世間一般（？）で言う「CLANNADは泣ける」という評判もこういう意味のものであったのか、

そういう手で泣かせようとするのか、と思った。

しかしその考えは完全に間違っていた。

物語はそのシーンからもまだ続く。

そして我の涙腺が崩壊したシーンがやってくる。

そのシーンとは汐とともに旅行に行った朋也が、祖母の言葉から父親の愛情を知り、

何年も他人のように暮らしていた二人が和解するシーンだ。

このシーン直前の朋也と汐の和解のシーンでひびが入っていた涙腺が完全に崩壊した。

このシーンに至るまでに、朋也の父親は、

朋也の肩を使い物にならなくし、

朋也が正社員としての雇用が決まりそうであった時には犯罪で捕まり、

その話をなしにさせてしまうなど、父親として最低に描かれており、

多くのプレイヤーが朋也に感情移入して父親を嫌いになったことだろう。

その父親と和解して、父親が朋也を「朋也くん」ではなく「朋也」と呼んだところで

我の涙腺は崩壊してしまった。

涙が一筋頬を伝ったとかそういうレベルではなくボロボロと泣いてしまった。

柴田理恵や西田敏行なんかに匹敵するくらいに泣いた。

しかもそんなときにタイミング悪く宅配便が来るもんだからちょっと対応に困った。

とまあその話はいいとして。

正直「CLANNAD」はすごいと思った。

この手のゲーム（世間一般でギャルゲーと言われるもの）では主人公の男はただの視点であり、

ヒロイン側の物語でストーリーを構築しようとするものが多いが、

「CLANNAD」は主人公である朋也がきっちりと生きていた。

彼自身の物語があった。

だからすごい。

…けど真エンドで渚が母子ともに健康に出産してしまったのはちょっと拍子抜けというか。

まあそうくるだろうとは思いつつやってたけどね。

そうでないと幻想世界の存在が意味なくなるし。

【多分ネタバレここまで】



そういうわけで「CLANNAD」をプレイ了。

プレイし終わってから「Kanon」＋「AIR」だなという印象を受けた。

だが決してそれぞれの二番煎じ（まあ製作元が一緒だからそう言うのかどうかわからないが）というわけではない。

むしろそれぞれを高めあって出来た作品、それが「CLANNAD」ではないだろうか。

ギャグ部分は文句なしに笑えるし、シリアス部分も最高。

はっきり言って、

「CLANNAD」をプレイしない人は確実に人生を損する。

胸を張ってそう言える作品であると思う、それと便座カバー。

だからこの記事を見たやつは「CLANNAD」をプレイしろよ、じゃないとシバくぞ、コラ。




個人的には春原兄妹シナリオが学園編では一番よかったかな、それと便座カバー。

「男の友情サイコー！」的な意味で。