愛犬スパルタン(本名)が今日の朝7時半ごろに死にました。
水曜日の朝は2階で寝てる僕を起こしにきてくれるくらい元気だったのにね。
昨日から急に足腰が立たなくなって、
ウンチもおしっこも地面にへたりこんでするようになって、
移動させるのに抱き抱えなきゃいけなくなって、
「これから寝たきりのスーさん(愛犬の愛称)を介護せにゃいけんのんじゃ」
と思ってたら、今日の朝あっさりと死にました。
「介護犬にだってなれる犬が介護されるようになるなんて皮肉な話だぜ」
って感じのブログの記事でも書こうかと思っていたのに、
ほとんど介護させてもらうこともなく死にました。
今日、僕は朝5時に親に起こされました。
リビングで寝ていたスーさんが寝ウンチをしていたので、その後始末をしました。
スーさんは、僕とは違って、賢い犬なので、家の中ではおしっこやウンチは絶対しない犬でした。
そのスーさんが家の中でウンチをするということは、それほど弱っていることの証に他なりません。
悲しく思いつつも父親と二人がかりでスーさんを抱き抱えて移動させ、
ウンチの始末とスーさんの体についたウンチを拭いてあげました。
玄関にペットシーツを敷いてその上に座らせ、水のいらないシャンプーで体を洗いました。
そうして早朝からのドタバタも少し落ち着いて、
家族で朝ご飯を食べることにしました。
食卓に着く直前にスーさんを見たら、涎を垂れ流しつつも呼吸をしていました。
少し安心して食事をしていましたが、
ふとスーさんを見ると、お腹が上下していませんでした。
すぐスーさんのところに行きました。
胸に手を当てると、心臓は動いていました。
でももう呼吸はしていませんでした。
そして次第に心臓の鼓動が少なくなっていき、最後には止まりました。
本当にあっさりと、静かに、苦しむこともなく、眠るようにスーさんは死にました。
11歳10カ月でした。
僕らに介護の辛さを味わわせることもなく、
父親の仕事も休みの土曜日に死ぬなんて、
スーさんは、僕とは違って、本当に空気の読める犬でした。
思えばスーさんは可哀想な犬でした。
飼い始める前に子犬のスーさんを見に行ったときは、他の兄弟に踏まれてもみくちゃにされてました。
1歳の頃には、犬が食べてはいけないチョコレートを食べて死にかけました。
近所の頭がおかしいオッサンに毒餌を食べさせられたりもしました。
6歳の頃からは病気で口からものを食べられなくなりました。
人生の半分はお腹に開けたチューブから餌の缶詰を入れるという生活でした。
僕とは違ってハンサムだった顔も、最期には腫瘍で見るに堪えない有様でした。
6歳の頃にも「余命半年」と獣医に宣告されるほど可哀想な犬でしたが、
それでも今日まで生きてくれました。
死んだ今になって思うことは、
「スーさんが、天国か極楽浄土か黄泉の国か知らんけども、向こうでお腹いっぱい口からものを食べられたらいいなあ」ということです。
僕に似て食べることと女の子が大好きな犬だったので。
でも向こうでまで女の子を追いかけるのは自重してほしいです。
スパルタン、今まで本当にありがとうな。・・・死んだ直後は大泣きしたし、ペットの葬儀場でも泣いたし、
記事書いてて泣くかなと思ったらそうでもないな。
実感湧かないのかな、1階に降りたらまだ玄関にスーさんが寝転んでる気がするもんな。
明日の朝になったら嫌でも実感するかもな。
朝起きて親より先にスーさんにおはようの挨拶してたけど、
明日からはそれができないんだから。
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賢い犬だったんですね。
そんなスパルタンに天国で会えることを楽しみにしておきます。
是非追いかけられたいです。
でもいざ追いかけられたら半泣きになりそうですが・・・・・
明日からは私が起こしましょう!!
なんちゃって・・・・・。
朝弱いんですぅ(・・;)