書く。口にできないから。　　　　　　　　　　　　　　　　

「Fate/stay night」（リンク先１８禁）、ようやく攻略終了～。

長かった。

プレイ時間５日！ってことは１２０時間！

前も言ったとおり起動しっぱなしで料理してたり電話してたりしたので純粋なプレイ時間ではないけど、

それにしたってノベルゲームにしてはすごいプレイ時間になった。

「ひぐらしのなく頃に 祭」のプレイ時間にせまるよ！

「Fate」がボイスなしでよかった…ボイスあったら「ひぐらし祭」を越えてたかもね。



ちょいと感想。

「Fateは文学」と言われるとおり、文章は読んでて面白かった。

文字の代償や色の変更、表示時間の調節などで読ませ方を変えられるのが、

同じ文学であっても本とゲームの大きな違いだよね。

そこに剣戟なんかの画面演出なども加わってくるので、

プレイしてて全く飽きが来なかった（と言いつつプレイを一旦中断して５ヶ月のブランクを経てクリアしたのだが）。

シナリオは攻略順が決められているのがよかった。

セイバールートで得た知識を前提に凛ルートを、

凛ルートまでに得た知識を前提に桜ルートを、

という風にシナリオが作りこまれているので、

ストーリーの展開、キャラの一挙手一投足に驚きと納得の連続だった。

このシナリオの作りこみ具合は僕が今までやったゲームや読んだ小説なんかと比べても随一だと思う。

セイバールートにおけるセイバーの魂の救済・・・たまらんです。

凛ルートにおける絶対領域・・・たまらんです士郎とアーチャーの対立、勝利・・・たまらんです。

桜ルートにおける正義の味方に拘泥してた士郎の決意・・・たまらんです。

どのルートもたまらなく好きだけど、敢えて一番を挙げるなら凛ルート。

公式的にも凛ルートは士郎ルートでもあると言われている通り、

士郎が未来の自分の可能性であるアーチャーを否定するという展開は痺れた。

エロゲ・ギャルゲだと物語の重点は主人公よりもヒロイン側に置かれることが多いので、

「Fate」は主人公の成長物語という面、主人公が主人公してるって感じもあってよかった。

あと「Fate」といったらDEAD ENDの多さかな。

形而上の僕は何度死んだことやら。

最初はグチャって音や血飛沫なんかに戦々恐々してたけど、

何十回も死んだらさすがに慣れるわｗ

というかむしろ選択肢が出たらとりあえず死にそうな選択肢選ぶようになったし。

陰鬱で殺伐とした本編の中でタイガー道場は貴重な癒しタイムだし。

癒される為にDEADったりBADったりするのは本末転倒だけど。

一応エロゲなのでそっちの方にも言及しておくと、

立ち絵が可愛いと思った。

どのエロゲ作品にも当然キャラの立ち絵ってのは存在するけど、

僕は今まであんまり立ち絵でどうこう思うことはなかった。

しかし「Fate」では「反論してくるセイバー可愛い」とか「怒ってる凛イイ」とか度々思わされてしまった。

まあテキストも相俟ってのことだけど、イベントCGとかでなくそう思えたのは新鮮だった。

エロ？エロゲにエロはいらんのです。偉い人にはそれがわからんのです。



そんな感じで。

「Fateは文学」ってコピペがあるけど、

プレイしてみての僕の印象は「FateはRPG」。

PSPで「Fate」のRPG出るらしいしね。

RPGツクールDSで、作れるならノベル風RPGを作ってみようかなんて思ってたけど、

ちょっと本当にそういうの作ってみたくなったね。



とりあえず次はアニメ版でも見るかな。