書く。口にできないから。　　　　　　　　　　　　　　　　

昨日、ＮＨＫの９時のニュースを見てそのまま点けっぱなしにしていたら、
今流行り（らしい）のムシキングのことをやっていた。
データカードを使って昆虫（甲虫？）と昆虫を戦わせるゲームなのだが、
我も小さい頃は夏は早起きしてカブトムシを捕りに行ったりしていたので、
カブトムシやクワガタは大好きだ。
図鑑で見た「ヘラクレスオオカブト」なんかにあこがれもした。
それが今の子どもはバーチャルとは言え戦う姿を見れるのだから、
チョット羨ましくも思う。

しかし疑問に思う。
この子どもたちは虫取りをしたことがあるのだろうか？
我はいなかっぺなので虫取りもしたし、近所の池に魚釣りにも行った。
トンボを火炎放射で撃ち落したり、蟻の行列の上を踏んで歩いたり、
蟻を蟻地獄の上にわざと落としたりと残酷なこともたくさんしてきた。
今では到底こんなむごいことはできない。
この「今思い返してむごいことしたなあ～」と思えることが
命の尊さを知る第一歩になるのではないだろうか？
ムシキングで遊ぶ子どもたちにとって、
虫たちが戦わせるためのものになってしまっていないかと我は危惧する。
実際の虫たちは滅多なことでは争ったりしないが、
ムシキングでは争いしかしない。
このギャップは作られた世界ではわからないことである。
世の中のお父さん、お母さんたちは、
子どものためにデータカードを買ってあげるのもいいが、
そのお金を使って自然の体験を子どもに味わわせてやってもいいのではないか？
自然から得られるものはきっと大きいはず。
こういうお金のかかるゲームが流行するのも少子化の影響なんだろうねえ。
出生率１．２だったら一人っ子が多いってことだから、
その分子どもにお金使えちゃうもんね。



とまあ偉そうなことを言っておきながら、
ゴキブリ見たら迷わずゴキジェットを噴射
する我でございますがね。

てなわけで本日の結論。

人間はエゴイスト



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