「オタバッツ珍道中」のまとめはこちらからドーゾ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/u3098310/42830121.html
俺は黙々と甲板をデッキブラシで掃除していた。
どうやら俺は下っ端の海賊たちよりも立場が下らしい。
働かないと海に突き落とすって下っ端たちが言ってきやがった。
俺にだけ働かせて自分たちはジャンプやマガジンやエロ本を読んでる。
俺は夜に部屋に戻ると「いつか殺す奴リスト」に下っ端どもの名前を書き加えた。
言うまでもないことだがすでにじじいとファリスの名前は書いてある。
むしろこのノートがデスノートだったらいいのになあ。
次の日、俺たちは風の神殿に近い浜辺に船をつけ、小船で上陸した。
…俺以外は。
ファリスの野郎「ゴメン、この船3人乗りなんだ」とかのたまいやがった。
骨川か、てめえは!
俺はなんとか泳いで付いていった。
風の神殿に到着。そこにはタイクーンの大臣たちもいた。
これはチャンスだ。俺の存在をアピールしてやる。
『いやぁ、おたくのお姫様危なかったんですよ~、ゴブリンに襲われてね~。
このオタバッツがいなかったら今頃死んでたかもね~」
大臣「はあ…そうなんですか…」
『いや別にね、恩を売ろうとしてるわけじゃないんですよ?
ただそういう人がいたんだとわかってもらえればそれでい…』
大臣「あの…姫様たち先に行っちゃいましたよ?」
『え?あっ!!』
畜生!あいつらめ!俺を置いていくとは何事だ!
俺はダッシュで奴らを追いかけた。
じじいとファリスはともかくとしてレナに危険があったら大変だ(俺の将来が)。
3階にたどりつくと、やつらは大きな鳥と戦っていた。
見たところ鳥は翼を閉じ、3人は様子を見ており、膠着状態だ。
ここは俺様の出番だ!俺はついさっき拾ったブロードソードを手に鳥に斬りかかった。
『うおりぃやぁぁぁぁぁぁ!』
ガギィィィン!
フッ…仲間のピンチに颯爽と駆けつけて敵を倒す俺…かっこいいぜ!
レナ「あ…オタバッツ…」
レナ…見ててくれたかい?この俺のりりしい姿を?
ザクッ!
その時俺の背中に大きな衝撃が走った。鳥の爪が俺の体をえぐっていたのだ。
ファリス「あいつは翼を閉じてる時に攻撃するとつめで反撃するんだぞ」
言うのがおせえよ…
じじい「アホじゃな」
俺は意識を失った…
…
……
………
目覚めるとそこは5階へ続く階段の前だった。
レナ「あ、オタバッツ、目が覚めた?」
レナが俺を覗き込んでいる。君のかわいい顔を見ればどんな傷も吹っ飛んじまうぜ!
ファリス「レナに感謝しろよ。俺たちは置いて行こうっていったんだけどな」
じじい「あ~、腰が痛いのう。誰のせいかのう?」
じじいめ、てめえを背負って地割れの中を進んでやった恩を忘れやがって。
やっぱりあの時突き落としておけばよかった。
レナ「この上がクリスタルの間よ」
そう言ったレナの方はかすかに震えている。
自分の父親が大変なことになっているかもしれないのだ、無理もない。
俺はそっと彼女の肩を抱きこう言った。
『レナ、大丈夫だ…俺がついてる』
その瞬間鈍い痛みとともに俺の腹に生暖かい何かがつたっていく感触がした。
それはこの世のものとは思えないほど赤い色をしていた。
何がどうなっているんだろう?俺には理解できない。
目の前には息を荒げてナイフを握るレナ。
その切っ先からはポタポタと赤い液体が流れている。
彼女の肩はその震えをさらに強くしていた。
俺は彼女に手を差し伸べた。
『レ…』
今度は腕に痛みが走る。
レナ「もう…耐えられない…」
え?
レナ「キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!キモチワルイ!」
そう叫びながら彼女は何度も俺にナイフを突き立てた。
痛みはなかった。
ただ悲しかった。
俺は彼女を支えてあげたかっただけなのに…
俺はただの肉の塊となり、ブラックゴブリンやホワイトスネークの腹に入っていった。
その後…
レナ、ガラフ、ファリス、そしてガラフの孫であるクルルの4人がクリスタルの意志を継ぎ、
世界を救ったというが、俺には関係のない話だ。【完】
続き…ません。お詫びはコチラ↓
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