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高校三年生の時の夏、
当然の如く周りは受験ムードだった。
誰もが頑張っている中で、
大学に入ってやりたいこともなければ、
将来の明確な目標もなかった僕は、
一人やる気を出せずにいた。
自分はひどく場違いな存在だった。
疎外感を感じていた。
それから4年半が過ぎた。
なんとか大学には入れたものの、
相変わらず夢なんて大きなものも何かやりたいという小さな希望もなく
大学生活は過ぎ去っていき、
今また高三の夏と同じような場違い感、疎外感を感じている。
周りは意欲に燃えた人間ばかりで皆頑張っているのに、
また自分ひとりが頑張れていない。
高三の時からあった問題を無視し続けてきたツケが回ってきている。
自分を信じてくれている人がいる。
背中を押してくれる人もいる。
それなのに頑張れない。
自分は本当に欠陥人間だ。
最近その思いが強くなっている。
自分という因子がこの世界に存在していることが間違いな気がする。
どうして自分は生きているのだろうか…
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