9月9日(月)訓練5日目。
訓練開始は午前9時20分から。
訓練学校まで行くのに1時間強かかるので、8時前に家を出るとすると起きるのは7時頃になる。
大学行ってた時は1限目だるいからあまり入れてなかったし、
前の会社は12時出勤だったしで、
京都に来て以来あまり真っ当な時間に起きる習慣がなかったが、
9年目にしてようやく普通の生活時間になった気がする。
座学はまだ理解できる。
そしてこの日からついに実技の訓練が始まる。
最初なのでまずは工具の使い方やケーブルの切り方などの基本的な作業。
不器用ながらなんとかこなすことができた。
放課後は就職支援ルームでキャリア・コンサルタントの人と面談。
事前に
ジョブカードなるものを作成し、
それを元に面談していただいた。
前に書いたように、僕が職業訓練を受けようと思った決め手は、
見学説明会でのグループワークの訓練を見たからなのだが、
そのことをジョブカードに記入し苦手意識を克服したいという考えを伝えたところ、
キャリア・コンサルタントの方に、
「苦手を克服しようと努力している」、「チャレンジ精神が旺盛」という評価をいただいた。
自分では未だに自分のことを
「精神的に向上心のない馬鹿」だと思っているのだが、
そのように評価して認めてもらえるのは嬉しかった。
・・・そこで思ったんだけど、
僕って結局
他人に認められたいんだな、って思った。
普段は「他人にどう思われようと関係ない」というようなスタンスで生きてたつもりなんだけど。
最近は妻に色々と罵倒されて
no self-confidence具合に拍車がかかっていたこともあったしね。
希望する職種がないことをキャリア・コンサルタントの方に伝えたら、
キャリア・アンカーを明確にすることが必要と言われたが、
「他人に認められたい」って欲求は僕のキャリア・アンカーの一つかもしれない。
9月10日(火)訓練6日目。
6月生の方が自主的に行っている校門前でのあいさつ運動に参加させてもらった。
ちなみに
9月4日に一緒に帰宅した6月生の方である。
なんでも「僕が訓練校の就職率をアップさせてみせます!」という意気込みでそのあいさつ運動を始めたらしい。
朝の20分ほど、校門から入ってくる訓練生にあいさつをする、それがあいさつ運動である。
あいさつは全ての基本だし、お辞儀や声出しの練習にもなるしということで僕も参加することにした。
企画者の方以外の6月生も何人か参加しており、色々と話をさせていただきながらあいさつを続けた。
何度も何度もお辞儀をするのは意外に重労働で、
汗だらだらでシャツはびしょびしょになり、次の日は脚が筋肉痛になった。
訓練は座学の方は割と順調。
苦手な物理ではあるが、それだけに集中してやっていれば意外と理解できるのかも。
高校では物理以外にもやる教科はたくさんあるしで、
苦手で嫌いだったから後回しにしてたからなあ。
しかし実技の方は順調とはいかなかった。
この日から実践的な作業に入ったのだが・・・自分の不器用さを嫌というほど思い知らされた。
この日はランプレセプタクルに器具を取り付けるための
電線の輪作りを学んだ。
しかしこの輪作りがどうにも上手く出来ず、
ランプレセプタクルに配線する作業もクラスでどんけつの方だった。
座学はできるけど実技がウンコすぎる・・・
40代のおばさまにすら負けたしな・・・
悔しかったので、帰宅してから輪作りのコツをネットで調べた。
9月11日(水)訓練7日目。
この日も前日に続いてあいさつ運動参加。
ただ漠然と流れであいさつをするのではなく、
お辞儀の角度や指先まで含めた姿勢、相手の眼を視るなどのことを意識してあいさつを続けた。
もともと滑舌が悪いのでちょいちょいかんで恥ずかしい。
座学はついにコンデンサが出てきた。
結局コンデンサというものが機械においてどういう働きをするのか理解できなかったけど、
なんか交流の電気の位相を進めるものなのだとまる覚えした。
午後の実技に入る前に、休憩時間、前日で悔しい思いをした輪作りの特訓をした。
ネットで調べたコツを思い出し、ひたすら無心で輪作りを続け、
なんとかきれいな輪を作れるようになった。
でも未だに苦手意識があるので、
実技の合間の休憩時間にちょいちょい輪作りの練習をしてる。
で、輪作りが上手くなったのはいいけど、今度は別の問題が出てきた。
配線図である。
実際の電気工事士の実技試験では、制作するものが単線図(器具と器具を一本の線でつないだ図)で示されており、
それを複線図に書き直すところから始めなければならないのだが、
その単線図を複線図に書き直すのができない!
要は電流が出て行って帰ってこれるように線を配置すればいいのだが、
ふいんき←なぜか変換できない でなんとなく書いてたら間違うわ間違うわ。
新たな装置を学ぶたびに単線図の複線図化も複雑になっていく。
いくら上手いこと器具の組み立てができようとも、
ケーブルの配線がわかってなければ意味が無いのである。
一難去ってまた一難。
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