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「“文学少女”シリーズ」の本編を読了。
ブログのコメントで紹介されてなんとなく読み始めたのだが、
読んでよかった、と素直に思える作品だったと思う。
内容も面白いし、文章も読みやすいし、挿絵も淡い感じで好きだし。
僕は普段、頭を使いそうな推理小説だとかミステリー小説だとかサスペンスだとかは敬遠しているが、
この「“文学少女”シリーズ」はライトノベルということで肩肘張らずに読むことが出来た。
「“文学少女シリーズ」は有名文学作品を題材として盛り込んだ推理小説で、
物語は語り手である井上心葉の視点で展開する。
心葉の勘違いがそのまま読者をミスリードし、
“文学少女”である遠子が真実を暴く(物語を読み解く)、というパターンができており、
読者の期待や予想を、いい意味で、裏切るストーリー展開に惹きこまれていく。
とまあこれは最終巻の前に刊行された「“文学少女”と月花を孕く水妖」までのパターン。
最終巻である「“文学少女”と神に臨む作家」では少し違ってくる。
期待や予想を裏切るストーリーはもちろん変わらない。
変わったのは心葉の役割である。
心葉が誤った推理をし、遠子が真実を告げるというパターンが崩れ、
心葉が真相を暴く役となっている。
これは遠子と関わることで心葉が、作家として、人間として、成長したことを深く感じさせる。
そして、読者の予想をことごとく裏切ってきたストーリーの中で、
ラストのラストで予想を全く裏切らない大団円。
読み手としてこれほどカタルシスを感じる終わり方はないというくらいにスッキリしたラストだった。
読後の爽快感や清涼感は、
遠子風に言うと、夏の暑い日に縁側で飲むよく冷えた瓶ラムネのような味ね!、って感じだ。
「ライトノベル」というくくりで敬遠することなかれ。
是非とも多くの人に最後まで読んでもらって、
僕と同じような爽快感に浸ってほしい作品である。
小説を読むのはたいぎいという人は、コミカライズもされているのでそちらから読んでみるのも手かと。
僕は漫画版読んだことないけど。
まあこんなあたかも「頭で考えました」的な感想は本当はどうでもいいんだよ。
読め!そして感じろ!
つるぺたな遠子先輩を!これでもかと言うくらいツンデレなななせを!
それだけでもきっと価値があるから!
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来月は短編の2巻も出るので楽しみです。