生活圏内から真逆の方向にあるのでなかなか足が伸ばせなかった右京の方に行ってきた、
大学のオナセン(同じ専修)の友達と。
予報は晴れ一時雨だったけどなんとかもってくれた。
化野(あだしの)念仏寺。
兼好法師が『徒然草』に記したり、西行法師とかが和歌に詠んだりな所。
無縁仏を鎮めるための石仏がたくさん。
その一つに「悟空自得大徳」と書かれたものがあったが、
よく考えれば「悟空」って深い言葉だな、「空を悟る」て…
移動中に見つけた「日本一のひげだるま」、多分眉毛も日本一。
祇王寺(の庭)。
祇王・祇女は『平家物語』の登場人物。
白拍子(歌舞を舞う遊女)として一度は平清盛のお気に入りになった二人だが、
後にもっと優れた白拍子が現れたため捨てられた。
…らしい、『平家物語』読んでないからよく知らん、夏休みの間に読んでおくべきか。
二尊院。
小倉山の麓にあり、小倉餡の発祥の地らしい。
あんこを生み出した人グッジョブ。
あとなんか色々墓あり、江戸時代の国学者・伊藤仁斎とか。
さらに山奥へと続く道を行くと
小倉百人一首編纂の地・時雨亭(の跡)が。
山の上なので京都の街を見渡すこともできる。
落柿舎。
芭蕉の弟子、去来の草庵。
常寂光寺も行ったのだが写真撮ってないや。
常寂光寺には小倉百人一首が編纂された時雨亭がある。
…時雨亭は3つあるらしい、イミフ。
御髪神社。
偶然発見、頭髪の神様を祀っているらしい。
タイムリーだったので拝んでおいた。
髪関連の会社(アートネ○チャーとかリ○ブ21とか)もあやかってるらしい。
ぬこかわいいよ、ぬこ、引っ掻きさえしなければ。
竹のトンネル。
天龍寺近くのブラクラ(蓮)。
ここで外人さんに道を聞かれ焦る。
道わからない上に国文専修なもんで英語なんて喋れません。
天龍寺の庭園から嵐山を望む。
庭園内にあった「愛と幸の泉」。
湧き出る水を飲んだら「愛と幸」が得られるらしいので飲んだ。
ラヴ&ハッピー!
ついでに硯をかたどった岩もあってなんか書や描が上手くなるらしいので拝んだ。
夏の渡月橋。
渡月橋から見た嵐山。
実際に見ると嵐山がドーンと眼前に迫ってくるような印象を受けるのに写真ではそれがわからないな。
法輪時。
清少納言の『枕草子』、寺の段で言及されているらしい(当然読んでない)。
京都を一望できる。
大学の近くにある大文字山が見えたので写真撮ってみたけどよくわからないな。
それよりも驚くべきは電気・電波の神を祀る神社が併設されてること。
そんなものにまで神がいるのか、さすが八百万。
こちらでは電波関連の会社(ソフトバ○クとかテレビ会社とか)があやかろうとしてるっぽい。
電波系少年の僕もあやかりたいのでお賽銭入れて拝んでおいた。
6,7時間歩いたので疲れた…しかも寺なんかは山の中にあるので上り坂多かったし。
まあ人の世から離れる山にそういうの建てたりするんだろうからしかたないけど。
あとは自分の不勉強を実感。
歌碑なんかはくずし字で書いてるのも多いけど読めないところもちらほら。
漢字はある程度仕方ないとして平仮名すら読めないしね。
ちなみに2つ目の画像の右側の石、「念佛寺」の上には平仮名で「あだしの」と書いてある。
これくらいなら読めるけど、勉強してない人には「だ」と「の」は読めないであろう。
あんな感じの字で歌碑が書いてあるわけですよ。
あと今回の旅の感想。
僕らみたいな多少なりとも国文学にかかずらってる人間にはこういう寺社巡りは非常に楽しいものである。
「百人一首編纂の地キター」とか「去来先生の閑居、パネェww」とかいった感じで鼻血ものだ。
…が、そうでもない人はこれらを見て何か楽しいのだろうか?とも思う。
こないだの
「京都案内して未遂事件」があったからそう思うのかもしれないけど、
僕らの目から見た楽しさと、パンピーから見た楽しさって少しずれると思うんだよね。
だからこそ案内してと言われると困るというかなんというか。
京都は奥が深いですたい。
関連エントリ抽出中...
コメントの投稿